vs強い人かCPUとか

どうもふみです。
今回は、強い人や、強いAIとの対局について、
書いていこうと思います。
将棋やChessなので、敢えて勝負にこだわります。

今自分がやっている事、それは、Chessのアプリで、
世界最強のAIを搭載している、StockFishとの対局です。

当然、負けます。
勝てる訳ありません。
アリがゾウに勝てる可能性は、群れをなして毒で制する場合
勝てる可能性がありますが、
私がStockFishの最強AIに勝てる可能性の方が低いです。

どうして負けるのか、考察して見ます。

1、知識がない
 これは、大切な事です。
 駒を動かすルールは知っていますが、
 特に序盤、相手の戦型に対して、適切な配置が出来ません。
 必ず不利な状況へ、自分で飛び込みます。
 将棋やチェスには、手番という、ターン制のルールがあり、
 自分の番、どうしても駒を動かさなければなりません。
 適切な駒の動かし方、配置を知らないのです。

2、感情がある
 こういう戦い方をしたい、こうしたら強そうだ、
 この囲いが好みだ、相手のあの戦略は嫌いだ、
 ナイトが好きだ、飛車が好きだ、色々あると思います。
 その時、脳内では、感情が働きます。
 たくさんあるはずの「選択」肢を、狭めています。
 しかし、これはある意味、インテリジェンス - 知性です。

以下、コラム

 少し英語の勉強をします。
 インテリジェンスとは、英語でintelligenceと書きます。
 inter - lig - ence
 と、各々の意味が組み合わさった言葉です。
 inter は 「間」 という意味です。間隔の事です。
 lig  は「選択」という意味です。
 ence は「〜ということ」という意味です。
 つまり「選択の間ということ」
 大体はこういう意味になります。

 さて将棋とChessに戻ります。
 次の一手があります。
 ルール上、駒を動かす可能性は、たくさんあります。
 しかし、好きな戦略、好きな駒、こだわり、相手への配慮、
 色々ありますよね。
 そこで狭めてしまっています。

 羽生さんの本に書いてあった事で、いくつかチョイスします。


 ●「困った時は四隅の香を意識すれば、選択肢が広がる」
 こちらは、羽生さんの言葉ではなく、修行時代に教わった事だそうです。


 ●「砂山から砂金を集めるような作業」
 砂山から砂金を集める時、光る粒を拾うか、
 それとも水槽の水に浸して、ザルでゆするか
 水槽の水に浸して、放っておいて、一番重いやつを選択するか
 
 多分人は、チョイスしてしまうでしょう。
 砂山があって、砂金を見つけたら、一つ一つ、選んで、
 宝物にすると思います。
 まあ、それでいいと思います。
 このブログでは、勝負にこだわりましょう。

 大きな砂つぶは除外して、小さな砂と砂金だけを、
 水に浸せば、先に落ちてきた方に砂金が多く集まります。

 何度か繰り返せば、砂金がたくさん、手に入ります。
 
 これを将棋やチェスに置き換えるなら
 動かせる駒の選択肢を、最初に狭めてしまわずに、
 「なるべく広く、深く、多くの選択肢を読む」
 重力に砂が落ちるのと同じように、
 「無心で脳内で、駒を動かして、ひたすら読む」
 これが出来るようになった時、ようやく、水槽が出来たことになります。

 コンピューターは、感情なくこれが出来ます。
 AIには、最初から水槽が用意されていて、電気の力で駒を仮想的に動かします。
 人には、その能力は、普通ありません。
 だからこそ、「直感」が大切になるのです。
 「マス目」「駒」「ルール」
 これだけを軸に、ただひたすら読みまくる。

 しかし、どこまで読めばいいか、普通は分からなくなります。
 だからこそ詰将棋を解きます。
 コンピューターの一番強いところは、詰将棋を解く能力です。
 「王手」がかかり続けるパターンを、どこまでもどこまでも読み、
 仮想的に駒を動かして、結論=詰み を導きます。
 将棋に勝つためには、この仮想的に駒を動かして、
 「詰み」までは行かなくとも、「有利」な状況を読めれば良いのですが。
 
 ですので、自分は、3手詰めをたくさん、解いていました。
 少し浅いのですが、プロでなければ、3手を読めれば、充分かと思われます。

 「無心で駒を動かす読み」をこなして、水槽に水を浸す。
 「落ちてきた砂金、詰みや有利な状況、光る何かを見つけ、選択する」