思考のプロセス

どうもふみです。

 

今回は思考のプロセスについて

(自分の)課題です。

 

将棋の棋士の方は、どんな思考をしているのか?

将棋を通じてですが、ヒントを得て、賢くなろうという、魂胆です。

 

あとは自分で気付いたことも書きます。

 

私は昭和生まれですが平成の人で、

羽生さんの本をよく読みます。

なぜ羽生さんなのかというと、64のゲーム

「最強羽生将棋」というのが、ウチに来た

最初の敵であり、全く勝てなかった小学生時代があるので。

将棋といえば羽生さんなのです。

 

ちなみに故米長永世棋聖詰将棋本も、いつのまにかウチにありました。

 

さて、羽生さんはいろいろ、変わった表現ですが、独自の言い回しで、分かりやすく感覚を表現してくれます。

 

・直感力

・大局観

・捨てる力

 

など、なにやら日常でも活かされそうな表現をされます。

しかし大事なプレゼントを捨ててはいけません(書籍でも仰っています)

あくまで将棋やチェスなど戦略ゲームや、パズルやクイズを解く時の思考プロセスの事です。

 

その時の感覚として、「潜水をする時の感覚」「砂山から砂金を見つけ出す」というような、不思議な感覚ですがどことなく、分かるような表現をされます。

自分も実は少しですが、その感覚がわかるような時があるのです。

 

その感覚を養うのに、詰将棋がいいよとおっしゃいます。

自分は、子供時代〜学生まで、将棋の勉強元がウチに、「米長邦雄 楽しい詰将棋」しかなかったので、それを解こうという時がありました。(しかし難しく、断念、当時)

 

今は結構鍛えていて、5手くらいならなんとか解けます。また、将棋無双や図巧も現在進行形で読み進めていて、こちらあたりまえ、解けないのですが。

そういえば羽生さん、藤井聡太さんお二方、将棋無双、図巧を解いています(信じられないですが)。他にもプロの方解いているでしょう。

 

この時、たしか、羽生さんですが、なんの書籍か分かりませんが、このような事をおっしゃっていました。

「本当に何年もかけて、時にはやめながら、頭に盤面が浮かぶのが嫌で仕方なかったです。しかしこの情熱こそが、プロになるという事なんだ」

「解いている時に、頭の中に爽やかな風が吹くような感じがある」

 

無双、図巧を解く才能、技術はわたしにはありませんが、羽生さんでもきついのかと、思って読んでいました。

 

また「頭の中に爽やかな風が吹く」これは、唯一、納得というか、自分にもそう感じる時があります。

読みの絶対量などは違いますが、これは感じます。

この感覚は、きっと思考のプロセスがうまくいっている時の感覚です。

 

イライラで熱くなっている時は、うまくいっていません。

簡単な問題、将棋、チェス、パズルなんでもいいと思いますが、余計な事を忘れて、集中していると、きっと他の思考が、休まるのだと思います。

 

こちらぜひ試してみて、体感してみてはいかがでしょうか?

イライラや、煮詰まって先が見えないのは、

だれでもあります。

上手くいくにはどうしたらいいか?

人それぞれあると思いますので、

ぜひやってみて、僅かな集中でもできたら、

思考のプロセスはうまく進んでいる事です。

 

 

ちょっと長くなりましたが、今回は以上です。

局面の変化(じっと考える)

こんにちわふみです。

 

今回は局面の変化について、やっていきます。

 

まず参考に、こちら自作の詰将棋です(答え付き)

開始局面

 

答え通りに進めます。

1

2

3

4

5

 

さて個人的に話したかったのは開始局面〜1の時、「歩」が「と金」に成るのですが、

と金という駒は、金と同じルールで動かす、歩の裏側です。

 

1番弱い歩が、金と同じルールになるので、

変化がかなり強いのです。

 

他の駒は、比較的強い状態から、成ります。

そこそこ強いから、強いに変わるのです。

 

しかし、1番弱い歩が、強いと金に成りますから、大きな変化と言えます。

 

よくプロの方は歩を相手の陣地に打ち込んで、その次のと金作りを目指します。

そのためには、「二歩」という反則の回避のために、一度歩を突き捨てて、歩を使える筋を増やしておきます。

これが序盤の戦略です。

 

今回の詰将棋では、角を打ち込むより、先にと金作りをします。

 

それを体感してほしいと思い、自作で載せました。

 

今回は以上となります。

 

玉は包むように寄せよ

どうもふみです。

 

お題は「玉は包むように寄せよ」です。

 

この前間違えて覚えていた格言をこちら残します。

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お題は、将棋の格言、「玉は囲うように寄せろ」です。

「たまは加工用によせろ」ではありません。

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中盤から終盤にかけて、王様を追い詰める時の、

考え方のことです。

 

今月、将棋ウォーズ2.4級、あまり調子が良くありませんが、

先ほど良い戦いをしたので、こちらに載せます。

 

全部で13枚の連続した対局の画像です。

盤面の番号は先手後手、逆なので、左下から数が増えます。

(通常は右上から、数が増えます。)

 

1

王手を仕掛けた場面です。

しかし相手玉は、右側に広いので、このままでは寄せきれません。

 

2

逃げます。当然の一手です。

 

3

ここでこちら、飛車が右端にいたので、数の有利を利用して、

端歩を攻めます。

 

4

同歩と返してきます。

 

5

同飛です。攻めます。

 

6

当然ですが防御します。

一番安い駒で防御するのが良いです。

こちらは理に適った守りです。

 

7

しかし、端歩を突き捨てたので、歩を打てます。

次に歩成で「と金」を作るチャンスを作ります。

 

8

角で飛車を狙ってきます。

 

9

飛車を逃げます。

ついでに、角に当てます。

これで角の応手を求めます。

 

10

馬を作って悪くない展開です。

図の番号で、次に▲33桂成、△同馬、▲42銀打

が強いです。

 

11

歩を「と金」にします。

次に△89と、で銀取りになります。

 

12

同銀と、と金を払います。

 

13

しかしこれで77銀が浮きました。

△77馬、これで飛車取りとなり、こちらが有利な展開です。

 

最後の画像でわかりますが、一気に相手玉が狭くなりました。

 

左から香車の上に金を打って、王手を仕掛けます。

 

それでは攻めきれないので、右から攻めることを考えます。

今回は端歩から、上手く「と金」を作って、守りをはがすことに成功です。

 

それにしても、相手玉は左側の4筋にいるのに、一番遠い9筋を攻めました。

 

出来れば、王様に近い5筋、6筋あたりを攻めるのが良いのです。

例えば 2図 の時に△55歩は良かったかもしれません。

 

しかし今回は、遠くても相手の駒の繋がりを外して、

間接的には77銀を取ることが出来ました。

 

つまり9筋を攻めたことが、結果として7筋を攻めた事に繋がりました。

 

こんな場合もあるのかと、攻めのレパートリーが増えたので、

今回はブログに書かせていただきました。

 

ぜひ参考にしていただけると幸いです。

 

今回はこれまでです。

初段に勝ちました

どうもふみです。

 

暇なのでドトールwifiを利用して、将棋ウォーズ初段の方に勝ちました。

 

最近気にしている事

 

・きちんと駒組みをして、相手の戦型に合わせて囲いを組む。

・中盤は王手飛車などをされないように注意しながら、駒得、成駒作りなどを目指す。

・有利にしたポイントで終盤を攻めきる。

守りが必要な時ははきちんと守る。

 

こんな感じです。

 

詰将棋は劣化していますが、5手くらいを時間をかけて解いています。

たまに谷川さん精選の10手以上のやつ、7〜9の難しいやつにチャレンジしたり、将棋無双、図巧を答え付きで読んでいます。

 

あとは棋譜並べをしています。

これは書いてある通りに動かすので、難しい事はありませんが、意外にミスったりします。

しかし動作や間合いを感じたり出来るので楽しめます。

今は平成の「羽生善治-森内俊之100戦」を使っています。

 

自分はガンダムとか子供の時は好きではなかったのですが、酒ブタ(蓋です)で遊んだり、ガチャポンから出てくるおもちゃでストーリーを作って遊ぶことがありました。

棋譜並べは少しそれに近い気がします。

でもそこにはマナーや定跡があり、戦いの場ですので、リアルの対局者の雰囲気を感じます。

 

一手の理由が何となくわかると、棋譜並べもやりやすくなります。

 

先日の、NHK戦で藤井聡太-出口若武さんとの対局です。

藤井聡太お得意の「角換わり」さらに「角換わり腰掛け銀」が出現しました。

これは序盤に、引き分けの状態が長く続く定跡のひとつです。

ルールを覚えたての人がいる、知り合い同士に特におすすめです。

特に将棋始めたては、「どうしていいか分からない」これがかなり多いです。

「角換わり戦法」はお互い、優劣が決まらない状態が数十手続くので、将棋という遊びそのものを楽しむには良いのではと思います。

 

藤井聡太氏はコレがめちゃくちゃ、日本で1番強いのです。あらゆるプロを跳ね除け、多分8〜9割くらい勝率があると思います。

 

という事で、勝たずとも、将棋の戦法「角換わり」はおススメです。

youtubeなどに先日の藤井聡太-出口若武の対局があると思うので、ぜひ参考にして覚えてみてください。

 

では今回はこれまでです。

詰将棋

どうもふみです。

 

久しぶりの更新です。

将棋ウォーズ2級

昨日はあと1勝、最後詰みを読めれば

勝ちとなりましたが、読みきれずに

負けました。

 

そんな私が偉そうに、今回は詰将棋について書きます。

 

詰将棋はまず、1手詰を覚えるのが

1番良いです。

これは植物でいう種です。

頭金(敷金、礼金のこと)、一間龍(昨日見逃したやつ)など、名前があるものもあります。

 

この種を育てます。

 

変なふうに育たないように、少し慣れたら

3手詰を覚えます。

こちらは、1手詰が分かれば、なんとなくどうすれば良いか、見えます。

しかし相手の「応手」があるので、1手詰より

格段に可能性が広がります。

 

次は5手詰。

こちらは、まずなんとか、3手詰まで持ち込みます。

こちらの1、相手の1を引けば、

3になりますから、簡単!と思いますが

そう簡単ではなかったりします。

 

例えばこちらに3通り、相手に3通りあれば

3×3で9通りの3手詰があります。

この中のいくつかは答えはないので、

「答えがないかもしれない、いくつかの3手詰集が幻覚で見えるパズル」

と思いましょう。

大切なのは、こちらに3通り王手があれば、

しっかりそれを見極めて、ひとつずつ確実に

読み進める事です。

 

7以降

これはつまり、5手詰の考え方を拡張したと

いう事になります。

大切なのはやはり、まずこちらからの王手を、

全て把握する事です。

これはパズルでいう、端っこのまっすぐなピースのような感じです。

 

最後に長手数の詰将棋について

先程、1手詰は植物の種みたいなものと例えましたが

長手数は葉のような感じで

変化や分岐があります。

基本的には答え付きなので、

答えが読めれば良いかと、個人的には思います。

特に「将棋図巧、将棋無双」という、

江戸時代に作られたと言われる詰将棋集は

平均30〜40手詰くらいな感じです。

藤井聡太さんは子供の時、羽生さんは奨励時代に解いたそうですが、

素人は無理ですから、読んで将棋空間に浸るのは、棋力upにつながるでしょう。

 

ちなみに読み方ですが

まずは変化を読まずに、直線で答えを読みます。

次に変化を読みます。

「詳しくなる」という言葉がありますが

まさにそんな感じです。

 

長手数は数少ないですが

1手詰も実は少ないです。

 

その間はバリエーションは非常にたくさんあり

自分の楽しみにすると、他の事を忘れて

楽しめるのでオススメです。

賢くなった気になれるのも良いです!

 

では今回はこれまでにします。

 

2級男

そういえば2級到達まで、何が大事か

今の自分に何が足りないか

少し分かっています。

例えば、戦術は、将棋ウォーズでも評価が低く

確かに序盤はよく遊びます。

私はプロではないので

遊びのアプリで嫌な事はしたくない

その時やってみたい事をします。

本当になんとなくです。相手もいますから

合わせる事もしますが、、

プロともなると、まず序盤を覚えるという

大変な作業を乗り越えてきていますから

その先の、遊び要素があっても良いかとは思います。

AIのような将棋はAIにやらせれば良いわけですから。

そういえばファイターズの野球ブログも書いていますが

開幕から1勝5敗 1本塁打 打率2割以下

これでは勝てません。

9人、またそれ以上の人が関わっていますから

大変ですが、やはり、少しでもひいきのチームが活躍するところ、野球の中だけでも少なくとも、

出来ること、期待に応えてほしいですよね。

プロ野球選手に選ばれた以上、全うしてほしいです。

野球ファン普通の考えですよ!

という事で将棋ブログに野球を書きました〜

勝負は、基本の戦術が大切です!

 

vs強い人かCPUとか

どうもふみです。
今回は、強い人や、強いAIとの対局について、
書いていこうと思います。
将棋やChessなので、敢えて勝負にこだわります。

今自分がやっている事、それは、Chessのアプリで、
世界最強のAIを搭載している、StockFishとの対局です。

当然、負けます。
勝てる訳ありません。
アリがゾウに勝てる可能性は、群れをなして毒で制する場合
勝てる可能性がありますが、
私がStockFishの最強AIに勝てる可能性の方が低いです。

どうして負けるのか、考察して見ます。

1、知識がない
 これは、大切な事です。
 駒を動かすルールは知っていますが、
 特に序盤、相手の戦型に対して、適切な配置が出来ません。
 必ず不利な状況へ、自分で飛び込みます。
 将棋やチェスには、手番という、ターン制のルールがあり、
 自分の番、どうしても駒を動かさなければなりません。
 適切な駒の動かし方、配置を知らないのです。

2、感情がある
 こういう戦い方をしたい、こうしたら強そうだ、
 この囲いが好みだ、相手のあの戦略は嫌いだ、
 ナイトが好きだ、飛車が好きだ、色々あると思います。
 その時、脳内では、感情が働きます。
 たくさんあるはずの「選択」肢を、狭めています。
 しかし、これはある意味、インテリジェンス - 知性です。

以下、コラム

 少し英語の勉強をします。
 インテリジェンスとは、英語でintelligenceと書きます。
 inter - lig - ence
 と、各々の意味が組み合わさった言葉です。
 inter は 「間」 という意味です。間隔の事です。
 lig  は「選択」という意味です。
 ence は「〜ということ」という意味です。
 つまり「選択の間ということ」
 大体はこういう意味になります。

 さて将棋とChessに戻ります。
 次の一手があります。
 ルール上、駒を動かす可能性は、たくさんあります。
 しかし、好きな戦略、好きな駒、こだわり、相手への配慮、
 色々ありますよね。
 そこで狭めてしまっています。

 羽生さんの本に書いてあった事で、いくつかチョイスします。


 ●「困った時は四隅の香を意識すれば、選択肢が広がる」
 こちらは、羽生さんの言葉ではなく、修行時代に教わった事だそうです。


 ●「砂山から砂金を集めるような作業」
 砂山から砂金を集める時、光る粒を拾うか、
 それとも水槽の水に浸して、ザルでゆするか
 水槽の水に浸して、放っておいて、一番重いやつを選択するか
 
 多分人は、チョイスしてしまうでしょう。
 砂山があって、砂金を見つけたら、一つ一つ、選んで、
 宝物にすると思います。
 まあ、それでいいと思います。
 このブログでは、勝負にこだわりましょう。

 大きな砂つぶは除外して、小さな砂と砂金だけを、
 水に浸せば、先に落ちてきた方に砂金が多く集まります。

 何度か繰り返せば、砂金がたくさん、手に入ります。
 
 これを将棋やチェスに置き換えるなら
 動かせる駒の選択肢を、最初に狭めてしまわずに、
 「なるべく広く、深く、多くの選択肢を読む」
 重力に砂が落ちるのと同じように、
 「無心で脳内で、駒を動かして、ひたすら読む」
 これが出来るようになった時、ようやく、水槽が出来たことになります。

 コンピューターは、感情なくこれが出来ます。
 AIには、最初から水槽が用意されていて、電気の力で駒を仮想的に動かします。
 人には、その能力は、普通ありません。
 だからこそ、「直感」が大切になるのです。
 「マス目」「駒」「ルール」
 これだけを軸に、ただひたすら読みまくる。

 しかし、どこまで読めばいいか、普通は分からなくなります。
 だからこそ詰将棋を解きます。
 コンピューターの一番強いところは、詰将棋を解く能力です。
 「王手」がかかり続けるパターンを、どこまでもどこまでも読み、
 仮想的に駒を動かして、結論=詰み を導きます。
 将棋に勝つためには、この仮想的に駒を動かして、
 「詰み」までは行かなくとも、「有利」な状況を読めれば良いのですが。
 
 ですので、自分は、3手詰めをたくさん、解いていました。
 少し浅いのですが、プロでなければ、3手を読めれば、充分かと思われます。

 「無心で駒を動かす読み」をこなして、水槽に水を浸す。
 「落ちてきた砂金、詰みや有利な状況、光る何かを見つけ、選択する」